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海の宝石〜パールとその種類〜

こんにちは!ゴールドベイビーです。ゴールドベイビーは貝ひもが大好きです。美味しくてよく食べます。でも、食べる前に貝ひもを眺めます。もしかしたらお宝に出会えるかもしれないからです。
真珠って種類があって、昔自分用に纏めたものがあったので近年のニュースなど折込つつ掲載したいと思います。
では行きましょう!
目次
1.パールが出来上がるまで
2.宝石質のパールの種類
3.実はあの貝も!?2以外で取れるパール
4.終わりに〜夢がある貝ひも〜

でお届けします。

1.パールが出来上がるまで


パールは母貝によって色や形が異なります。
貝にはヒモと呼ばれている外套膜(がいとうまく)があります。そこに寄生虫や砂などなんらかの刺激が加わると真珠膜を形成して少しずつ真珠が出来上がります。大体稚貝から4年の歳月をかけると言われています。
種類によって手術の仕方は異なりますが、核と外套膜を生殖巣に手術をして入れ込み成長を待ちます。ですが貝にとって負担が大きく、また難しい手術であるために約7割が手術の影響で途中で死んでしまうそうです。
また巻貝はその構造が複雑な為、養殖は不可能とされていますが近年実験レベルでの成功が報告されています。

2.宝石質のパールの種類

真珠層のある(貝殻の内側が綺麗な輝きを持つもの)貝の中でも、宝石質を生み出す貝は僅か数種類です。

アコヤ真珠、淡水真珠、南洋真珠、黒蝶真珠、マベパール、コンクパール、メロメロパールの順で簡単に説明していきたいと思います。

アコヤ真珠・・・あこや貝を母貝とする真珠です。一般的に流通している真珠がこちらになります。日本では千葉や能登半島以南で生息しています。色は一般的に販売されているものでホワイト〜ピンクが多いですが、グレー系ゴールド系など様々あります。和珠(わだま)とも呼ばれます。またアコヤ真珠の3%に当たる最高グレードを花珠(はなだま)と呼びます。巻きと呼ばれる真珠層の厚みが厚いもの、光沢(テリ)、キズ、形(ラウンド)、全ての面において最高のものを指します。本真珠と書いてある真珠がありますが人口真珠と区別するもの。

淡水真珠・・・淡水産の真珠として代表的な池蝶貝です。主に滋賀県の琵琶湖で養殖されていましたが、茨城県の霞ヶ浦でも養殖されています。ホワイト、ピンクから、オレンジや紫の色があり非常に綺麗です。1つの貝から複数の真珠が取れ、成長速度も速いことから、比較的安価で手に入ります。有核養殖、無核養殖どちらでも真珠ができます。1990年代の中国でヒレイケチョウガイから真円のの淡水真珠養殖成功を皮切りに、市場流通の淡水真珠は主にヒレイケチョウガイのものになりました。

白蝶真珠・・・別名南洋真珠といいます。オーストラリアやインドネシアなど暖かい南洋で採れる真珠です。白蝶貝から取れる大きな真珠で主に10mm玉以上の形成に使用され、20mmの大玉が採れる事もあります。ゴールド系、シルバー系などの色があります。真珠貝の中では最も大きい貝とされています。形の歪なバロックと呼ばれるものや、真珠がくっついた雪だるまのような可愛らしい形のものなどもあります。

黒蝶真珠・・・黒蝶貝から作られる真珠です。その名の通りブラック系の色をしています。主にタヒチで採れるため、別名をタヒチ真珠とも言います。ヨーロッパやら中東の王族に好まれた真珠でもあります。

マベパール・・・半円形のパールの通称ですが、元来マベ貝で作られた真珠をさします。マベ貝では真円を作るのは難しく、核を貼り付けて養殖するため、半円の真珠が形成されますが、現在は真円を作ることにも成功しています。

コンクパール・・・ピンク貝から取れるパールで熱帯から亜熱帯の地域で生息しています。アメリカ南東部の海域から取れるダイオウイトマキボラの真珠をホースコンクパールと呼びます。ピンク貝は数が少ない上1000〜10000貝に1個しか真珠が取れないと言われるほど珍しいのです。また近年の国際的な決まりで美しいコンクパールの入手は非常に困難になりました。コンクパール特有のフレーム・火焔模様(かえんもよう)があるものが良しとされています。真珠層を形成しない為、真珠特有の虹色のような光沢はありません。巻貝のため養殖が非常に難しく、その希少性故に人々の憧れを惹きつけて止みません。ゴールドベイビーも喉から手が出るほど欲しいものの1つです。かなりお高いです。

そしてそして、前回お話しした
メロメロパール♡・・・南シナ海に生息するハルカゼヤシガイから取れるパールをメロパールまたはメロメロパールと呼びます。オレンジ色をしており、フレーム(コンクパールの火焔模様と同様)があるものが価値が高いとされています。巻貝であるが故に養殖が難しく、真珠層を持たないため、虹色の輝きもありません。しかも流通していることがほとんどない為、コンクパールより希少性が高いと思います。単純にコンクパールは店頭などで複数回見たことがあるけれど、メロパールは見たことがないってだけの話ですが(・ω・)
この、メロメロ、なんと2017年6月13日に日本で初確認されています。熊本県天草近海で見つかったもので、貝殻の大きさが30cm、重さは7.4キロ、と巨大で他の貝を食べる肉食貝とのことです。温暖化の影響で北上したか船底に付着して運ばれたとの見方です。
この子メロパールの夢と共に、日本の在来種の貝の脅威にもなりうるんですね。そして、7.4kgとはかなり巨大w真珠が取れたらきっと大きなものが取れるだろうと想像してしまいます♡

コンクパールとメロメロへの熱量が半端ないことが伝わる文章量の違いになってしまいました。汗

3.実はあの貝も!?2以外で取れるパール

アワビからも真珠が取れますが、採算が取れないとの理由で養殖は行われていないようです。アワビを食べて真珠が出てきたら本当にラッキーですね♡

シジミやアサリ、蛤やサザエ、ホタテなども真珠層を持っている為、真珠を作ることは可能だそうです。貝殻の内側が輝く真珠層のものはパールも綺麗に出来ます。天然真珠は確率は低いですが探す楽しみが出来そうです。因みにホタテから取れた真珠はスキャロップパール、蛤から取れた真珠はクラムパールと呼ばれます。

4.終わりに〜夢がある貝ひも〜

色々な真珠の種類がありますが、巻貝は養殖の難しさ故に希少価値が高いですね。また、普段私たちが食べている貝の中に、パールが隠れている可能性もあります。某コンビニエンスストアの貝ひもからパールが出たという情報もあります。そんな楽しみを持って貝ヒモを食べてみるのも良いかもしれません^_^♡

土居真珠公式サイトの真珠の見分け方は、どのような真珠が価値が高いのか、と言う点で絵や、写真、断面図等を用いて説明しており、個人的にはとてもわかりやすいと思うので、良ければのぞいてみてください^_^

参考文献
Webサイト:Mikimoto 真珠のできるしくみ
天草近海で“国内初確認”ハルカゼヤシガイ|日テレNEWS24 2018/06/18

この記事を書いた人:ゴールドベイビー 

プロフィール:デザインアトリエカケラのメンバーです。

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デザインアトリエ カケラ代表 /keisuke
デザインアトリエ カケラ代表 /keisuke
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