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宝石×バレエ

皆さま、こんにちは。
Karinと申します。

もともと宝石好きの端くれでしたが、最近は「いずれジュエリーに!」という宝石にたくさん出会って、嬉しいやら困惑するやら笑
おさえこんでいた収集癖が暴走気味です。
暴走できるのも、カケラ宝石に出会い、宝石がぐっと身近になったから実現していることなんです(^^)

さてさて、すでにほかの記事でご存知のとおり、宝石の楽しみ方や関わり方は人それぞれ。
楽しみ方・関わり方は無限大だと感じています。

◆宝石×エンターテイメント=「宝石×バレエ」

このブログは「宝石のアート集団」のブログ。
アート=芸術…
宝石とアート(芸術)。。。
宝石自体がアートといえるもの以外でなにかないかと思案し、私が目を付けたのが「バレエ」です。

個人的に舞台芸術(演劇もミュージカルもオーケストラも!)と宝石って、置かれている状況が似ている気がしています。

存在は知ってるけど、実際に親しく触れている人は限られる。
触れてみたいけど、なにかきっかけがないと自ら足を踏み入れるのには躊躇する。
宝石もバレエもそんな存在なんではないかなぁと、宝石好き・バレエ好きの立場から「宝石のアート集団」として、総合芸術であるバレエと宝石の関係を深掘りならぬ浅く掘ってみようと思います。

◆バレエに宝石が登場?!

バレエ=白鳥の湖、という方が多いでしょう。観たことがなくても、ストーリーを知らなくても、音楽くらいは聴いたことがあるのではないでしょうか。
この『白鳥の湖』と並ぶ、チャイコフスキー三大バレエの一つに『眠れる森の美女』があります。
このバレエ『眠れる森の美女』は、1890年、ロシア帝室バレエ団、マリインスキー劇場で初演されました。
曲:チャイコフスキー×演出・振付:マリウス・プティパ の2作目です。

そしてこの『眠れる森の美女』には「宝石」が登場するのです!

登場する宝石は、「サファイア」と「ダイヤモンド」(金&銀もいますが、宝石ではなく貴金属なので横に置いておきます)です。
4大宝石である「ダイヤモンド」「サファイア」が選ばれたことは、すでに宝飾品として十分な価値と地位を認知されていたということだと、私は考えています。

サファイアって王室とか聖職者とか特権階級のイメージ…なのは、私だけでしょうか。
富や権力、栄華を表現するために選ばれているはずですから…
(この記事は、あくまでも「浅く」なので、歴史や権力と宝石の関係は詳しい方に委ねます)

なお、登場する宝石は演出によって異なるようで「エメラルド」や「アメジスト(アメシスト)」、「ルビー」、「エメラルド」になる版もあるようです。

余談ですが、この「宝石(の精)の踊り」、ストーリーには全く関係ありません!!

…え?

宝石の精が登場するのは、眠りから覚めた姫の結婚式です。
祝宴で踊りを披露する…わかりやすくいえば、
「結婚披露宴の余興」
というところでしょう。

このようなストーリーに直接関係ない登場人物というのは、いかにもバレエらしいところです。舞踊としての見せ場が必要ですからね。

さて、そんな宝石(の精)たちの踊り、宝石の輝きや煌めきを表すような、キラキラした踊りです。
だから、そのキラキラを表現できないバレリーナは
「それじゃ宝石の踊りじゃなくて、ただ石ころの踊りっ!!」
と言われてしまうのです。(えっ? 私だけ?!…いや、言われたことありますよね?)

◆宝石←→音楽・舞踊

さて、話を宝石に戻します。
宝石そのものと音楽・バレエを見比べて楽しむというのも、また一つの楽しみ方ではないでしょうか。
バレリーナさんたちには、踊った(弾いた)宝石がどんな色・輝きをもっているのか、宝石実物を手にして感じてほしいです!
そして何かと手を出しにくい宝石も、「デザインアトリエカケラ」なら、きっと誰もが手を出せる良心的(?)な宝石たちに出会えるはずですよ(´∀`)

そして、宝石好きの皆さんは、手元のその宝石を音楽・舞踊にするとどうなるのか、生の舞台(できれば生オーケストラで!)は無理でも、まずはYouTubeでいいので、観てみてください(^ ^)

◆一度はホンモノを

宝石もバレエも、決して身近な存在ではなくて、どこか生活と距離があるもの(特に日本では)です。
一生のうち、一度も「ホンモノ」に接しないままという人も少なくないと思います。
※バレエの何をホンモノというのかは難しいですが、ここでは、プロ&アマ問わず生の舞台上演と定義するとします

どちらも美しさを追求する世界。
五感で味わうものです!
皆さんもぜひ「宝石×バレエ」を楽しんでみてください。

さてさて、バレエ『眠れる森の美女』では、主役ではない宝石。でも、宝石がメインのバレエもあるのです!
こちらは制作過程からとっても宝石との関わりが強い作品ですが、その話は、またの機会に。

この記事を書いた人:Karin 

プロフィール: 宝石好きの端くれ。