6月の誕生石:真珠について

こんにちは！ゴールドベイビーです。
今回は歴史上の著名人からも愛される真珠について書いていきます。

1.真珠にまつわる逸話

ギリシャ神話では、愛と美の女神アフロディーテが海の泡から誕生した際に身体から滴り落ちた雫が海に沈んで、美しい真珠となったそうです。

クレオパトラが生きていた時代、真珠はとても希少性が高くなかなか取れないので大変高価なものでした。クレオパトラが持っていた真珠は国がいくつも買えるほどのものだったと言われています。

そんな高価な真珠を夫のアントニウスと饗宴の豪華さを競う賭けをした際に、この世に２つとないほど大きな真珠を、酢に溶かして飲んで賭けに勝ったという逸話があるのです。美貌に才知に財力に加えて豪胆なエジプトの女王が魅せた真珠の使い方、比較的簡単に真珠が手に入るようになった現代においても、そうそう真似できるものではありませんよね。

2.真珠を飲むと

また、かの西太后は不老長寿の為に真珠の粉を溶かして飲んでいたそうです。

真珠は果たして美味しいのか？と疑問になりますが、グラディウスと言う名の道楽者が実際に飲んでみた所「すばらしくおいしかった」ので客人にも飲ませたと言われています。※1

真珠の成分は炭酸カルシウムです。チョークなどに使われるものです。カルシウム強化に使用される食品添加物として認められているので、不老長寿と言うよりは、骨太強化にはなりそうです。味については、物に溶かした所で味の変化は余りみられないと思います。興味のある方は是非トライしてみてください！

3.エジソンとミキモト

またエジソンが開発できなかったものとしてあげたものの1つが、真珠と言われています。1800年代まで真珠の養殖は極めて困難で難しいものでした。そんな中、1893年7月11日に初めて半円真珠の養殖に成功したのが、ミキモトの創設者御木本幸吉さんです。

1927年、発明王エジソンとの会見が実現し、ミキモトのパールを送ると次のことを言ったそうです。
「これは養殖ではなく真の真珠です。私の研究所でできなかったものが二つある。一つはダイアモンド、いま一つは真珠です。あなたが動物学上からは不可能とされていた真珠を発明完成されたことは、世界の驚異です。」:MIKIMOTOwebサイト内Mikimoto history引用

4.日本を代表する真珠のブランド

日本を代表する真珠のブランドは、ミキモトとTASAKIが挙げられるのではないでしょうか。ミキモトは言わずもがな、宝石質の養殖真珠を成功させたことで有名です。確かな技術は世界でも高く評価されていて、銀座をはじめ、パリ、ニューヨーク、ロンドンにも出店をしています。ミキモトは、ジュエリーだけでなく、文具や食器、化粧品などにも真珠を使っており愛用者も多いのではないでしょうか。創業者の御木本さんの目標は「世界中の女性を真珠で飾りたい」だったそうです。壮大ですね〜

一方のTASAKIは1970年にマベパールの養殖に成功し、日本では珍しい、真珠の養殖から加工販売までを一手に行う企業です。また、ダイヤモンド貿易の最大手、元デビアスグループから直接取引の許可を得て販売できる「サイトホルダー」を1994年に取得しています。日本ではTASAKIが唯一の取得企業ということで、真珠に限らずダイヤモンドのクオリティーもよく、ミキモトと肩を並べる日本の2大ブランドに君臨しています。

この2つの歴史や、商品を見比べてみるのも楽しいですよね。

5.終わりに

6月生まれの方のパールには、素敵な逸話がたくさんありますね〜^ ^♡
日本の真珠保有率は高いといわれていますが、日本で高品質の真珠養殖ができたから、そして冠婚葬祭ではパールを使う事を定着させた企業努力の賜物ではないでしょうか。
個人的にパールはピアスまたはイヤリングで使うのが一番品がいいなと感じます。パールが耳元に光っているととてもお洒落ですし大抵のファッションの邪魔をしません。

さて、女性をメロメロにさせる真珠には、通称メロメロと言うパールがあるのをご存知ですか？？ワンピースの悪魔の実に出てきそうな名前ですよね！
次回はパールの種類とそのメロメロについて書きたいと思います！