- 作品 -

欠け宝石でレジンの指輪を作る

こんにちは、工作大好き政城です。
以前入手した「穴開き欠け宝石の詰め合わせ」に入っていた珊瑚とパールを使って、UVレジンのリングを作ってみようと思います。

用意するもの
・お好みの宝石(型に入る大きさのもの)
・UVレジン
・シリコン型
・UVライト(ネイル用のものなど)
・ピンセット(石をつまむ用)
・爪楊枝(気泡を取る&位置調整用)
・サンドペーパー/耐水ペーパー
・マスク(防塵のものがあればベター)

レジンの屈折率は1.5前後なので、それに近い屈折率の宝石(クォーツ等)はレジンに沈むと見えなくなってしまいます!
中に入れる宝石は不透明なものや、色の濃いものを選ぶようにしましょう。

◆1.封入する石の選別


今回使用するのは穴開き珊瑚(4~5mm)と、同じく穴開きパール(2~3mm)です。
途中で穴が露出してしまっているものや、歪な形のものを特に選んで使用します。(何故ならレジンで固定してしまえば見える角度も決まった方向になるので、綺麗な面を表にして使おうという狙いです。)

◆2.いざ、封入!

シリコン製のリング型に、まずは1mm程度レジン液を入れて硬化させます。
※レジンを入れたら硬化前に気泡が無いか確認し、爪楊枝などで取り除くようにすると仕上がりが綺麗になります。

次に同じくらいの量のレジンを流し入れ、珊瑚とパールを並べていきます。この時に綺麗な面をリングの外側に向けて並べていきますが、途中で向きが変わったりするので、硬化する直前に向きを整えてあげましょう。
2回目の硬化が終わったら、再度レジンを流し、硬化させたら封入は終了です。

◆3.やすりがけ

完全に硬化したら型から取り出します。

上面がデコボコしているので、サンドペーパーと耐水ペーパーで削って整えます。(今回は#240、#400、耐水の#800を用意しました。)番号が小さいもの=目が粗いものから順番に使っていきます。

平らな机の上などにサンドペーパーを置き、リングの削る面を下にして平らにしていきます。
この時にレジンが粉になるので、なるべくマスクを着け、粉が飛び散らないように気を付けましょう。


「大体平らになったけど一部凹んでる!」といった場合は、そこだけ再度レジンを足してあげても良いと思います。


仕上げの耐水ペーパーは水で濡らしながら使用します。削っている面も濡れていると透明に見えるので、時々乾いた布やティッシュなどで拭いて仕上がりを確かめましょう。
時々指にはめてみて、切り口が当たって痛いようであれば、内側の角を少しやすりがけすると着脱がスムーズになります。

◆4.完成!


研磨剤などを付けて磨けばピカピカにできますが、反対側も同様に耐水ペーパーをかけ、すりガラス風に仕上げました。

レジンに封入した結果、パールは問題無く綺麗に見えますが、珊瑚の方は表面の艶が見えなくなってしまいました……。カットの綺麗な石などは、やはりレジンに入れずそのままの方が輝きが見えていいと思います。

◆まとめ

欠けた宝石だからこそ「こんな風に使ってみたらどうだろう?」と、アレコレ考えて試してみる楽しさがありますね。皆さんの「こんなのどう?」も是非ご紹介ください!

この記事を書いた人:政城(マサキ)

プロフィール:趣味で何か色々作る人。透明な石が大好物。