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甘水の我流鉱物コラムNo.7

どうも!甘水です。
今回は意外とすげぇ鉱物?!なペリドットについて語っていきます。
まずはサクッと写真を見ていきましょう!ルースと原石を並べてどうぞ!

続いてざっとデータ解説。

そもそもペリドットというのはルビーやエメラルドと同じ、宝石として流通するときの名前で、鉱物学上の正式な名前は「オリビン」といいます。ちなみに、和名では「かんらん石」と呼ばれていて、鉄とマグネシウムが主成分の鉱物です。
化学組成は(Mg, Fe)₂ Si O₄で、このうち鉄の量が少なく鮮やかな緑色のものがペリドットとして流通するのです。硬度は6.5~7ぐらい。耐久性はそこそこなのですが硬度がそこまで高くないので、身につけるのであればペンダントにするのがオススメです。
実はペリドットを含むオリビンという鉱物、地球の上部にあるマントルの主要鉱物なのです!つまり地球を構成するのに欠かせない鉱物という事!それだけじゃなく宇宙からやってくる隕石にも含まれていることがあるのですよ♪

宝石としての特徴は何といっても複屈折の強さ!

複屈折とは、光を2方向に分けて反射させる力のこと。
屈折率自体は1.654~1.69とそこそこなのですが、複屈折率は驚異の0.035!ちなみに、クリソベリルは0.008~0.01で、ベリルやダイアモンドはそもそも複屈折を起こしません。
そのためキラキラと元気に輝くため、フレッシュな印象がある宝石なのです!
少しの光でもビビットに輝くため、たまに「イブニングエメラルド」として流通することもあります。ここ、大切ですよ!「Evening Emerald」はエメラルドと別物ですからね!

ここからはお得情報!ペリドットは黄緑が若葉のように鮮やかで、1カラット~1.5カラットぐらいの物を選ぶといいですよ。
そのぐらいであれば2000円以下で買える場合が多いのです!
というのも、ペリドットは大きいサイズこそ産出するのが難しいのですが、小さいものであれば意外と産出量が多いのです。なので3カラット以上の物を買おうとすれば高額を覚悟しなければならないのですが、小さいものであれば安くていい物が沢山あるのです!
実際、甘水も御徒町で1カラットぐらいの高品質なペリドットを2000円で購入しました!
なのでもう一度
ペリドットは気持ち小さめなものを選びましょう!

さて、次回は甘水がよく愛用している書籍を一部だけご紹介します!
では、失礼しました。

この記事を書いた人:甘水 甘 

プロフィール:小説書いたり音楽作ったりしてます。現在、人工的に音声を作ろうと奮闘中。鉱物とウミウシが好き。Twitterにて詳しい活動を告知してます。Twitter:@kanshikironri