ルビーとサファイア共に四大宝石の一角を担う宝石という事は皆さんご存知かと思います。
ですが、ルビーとサファイア
両者とも鉱物でいうところでは同じコランダムという部類になる事はご存知だったでしょうか?
もちろん化学的な組成も同じで、共にAl2O3になります。
コランダムは基本的に無色透明なのですが、どうしてこのような素敵な色を出す事ができるのでしょうか?
さっそく調べてみると
ルビーですと化学組成の内、1%程度アルミニウムがクロムに置き換わったものが含まれるとあんなにも素敵な色を出せるようになり
サファイアの場合ではアルミニウムが鉄とチタンに置き換わる事によって素敵なブルーを持
った石になるようです。
似たような事は他の石達にもあります。
例えばベリル族に関しても同じような事があるようです。
化学組成のBe3Al2Si6O18のアルミニウムが1%程度クロムやバナジウムに置き換わるとエメラルド、二価鉄ならアクアマリン、三価鉄ならヘリオドール、マンガンならレッドベリルとなるようです。
ほんの少しの差だけなんですが
違う原子が含まれる事によってあれだけ素敵な色を魅せてくれる鉱物と宝石の関係ってやはり興味深く面白いですね!
この記事を書いた人:甲府に遊びに行った斧
プロフィール:パパラチア斧と同一人物(?)