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真珠の色の違い

月のしずく、人魚の涙とも言われている真珠。

白い真珠
黄色がかった真珠
ピンク色の真珠
黒い真珠

色々な色の真珠がありますが、色の違いはどこからくるのでしょうか?

真珠は、貝の中に、真珠の核となる異物が入ることで作られます。

貝の中に異物が入ったとき、貝の体を覆う膜の中に入り込みます。
この異物を覆うように袋が作られ、その中に貝殻を作る成分が滲み出て、核となる異物に貝殻と同じものがついていきます。
そして、あの光沢のある真珠となります。

真珠の色の違いは、貝の種類です。

一般的に知られているのはあこや貝で作られた真珠です。

あこや貝の真珠は、
ホワイトピンク
ホワイトグリーン
クリーム
ゴールド
など、白や黄色系の真珠です。
日本書紀や古事記にも、あこや貝の真珠が出てきています!
長崎県や熊本県、三重県が主な産地です。

黒蝶貝からはブラックパールが作られます。


黒蝶貝は南洋で重荷採られる貝です。
現在はタヒチ産のものが有名ですが、石垣島で養殖が始まりました。

白蝶貝からは


ホワイト
シルバー系のクリーム
ゴールド
ブルー
グレー
などの真珠が作られます。
白蝶貝は、貝殻内部周辺の色によって、
シルバーリップ
ゴールドリップ
にわかれます。
オーストラリア海域ではシルバーリップが、
インドネシアやフィリピン海域ではゴールドリップが多いとされています。

いけちょう貝からは


ホワイト
ローズ
ピンク
オレンジ
などの色の真珠が採れます。
また、いけちょう貝から採れる真珠は形も様々で、
楕円
ライス
ドロップクロス
スティック
などがあります。

マベ貝からは


シャンパンクリーム
の真珠が採れます。
また、形も独特で、半円形の真珠です。
マベ貝は
熱帯海域
亜熱帯海域
の、あたたかい海域で採られます。
香港や台湾、インドネシアなどで採られています。

アワビ貝からは


ピーコックグリーン
の真珠が採られます。
韓国やニュージーランド、カリフォルニア湾、メキシコなどで採られます。
日本でも、長崎県や宮城県で採られます。

貝殻によってこんなに色が違うのですね!

あなたのお気に入りの真珠は、どの貝のものでしたか?

この記事を書いた人:ami 

プロフィール:デザインアトリエカケラメンバーです。