世の中にはたくさんの宝石が存在している。
そしてその宝石をジュエリーに加工し、私たちはそれを身につける。
宝石というものは採掘された時点ではほとんど輝かない。
採掘する人、そしてその宝石をカットする職人、さらにはそのカットした宝石をジュエリーに加工する職人などたくさんの人の手によって宝石は世にだされている
世の中の人が求めているのは本当に綺麗な宝石。
それを引き出すためにたくさん職人が関わり、完璧なものに仕上げている。
そんな中、こんな宝石もある
それがこの欠けた宝石だ
たくさんの職人が宝石を加工している最中に宝石を欠けさせてしまうことがたまにある。
この宝石たちはリカットと呼ばれる修復作業が行われる。
本来より少し小さくなってしまうが欠けた部分は治り、修復される。
しかし、修復されないで処分される宝石も存在するということを知っている人はこの世の中に何人いるだろう
リカットと呼ばれる修復作業は簡単な作業ではない。
石をカットする職人が時間をかけて修復していく。
この作業代金がどうしても高くついてしまう。
宝石によってはこのリカット代金のほうが高くなってしまう場合がある。
その場合、どのようなことがおきるか。
リカットするより、新しく同じ宝石を仕入れてきたほうが安い。
そして、その欠けた宝石はそのまま処分されたり、処分されなくても
日の目を見ることはもうない。
この事実を知っている人が何人いるだろうか。
少し欠けただけで、まだまだキレイな宝石たち。
まだまだキレイに輝けるはず。
その宝石をたくさんの人の元へ届けることによって再利用できないか
そう考えた。
もともと有限であったものなので無料ではないが、欠けていない宝石に比べたら全然安い。
今まで宝石にふれる機会がなかった人たちでも、この宝石なら誰でも手に入れることができる。
それこそ、子どもにだって。
この宝石だからこそできる、欠けている宝石だからこそできることがあると私は感じている。
「宝石×エンターテイメント」
欠けた宝石をこのような世界でも輝かせていけるような、そんな活動をはじめている。
Facebookコミュニティを開き、発信をはじめたところ半年で600人以上の人が参加してくれている。
この人数で作り上げていく宝石×エンターテイメントの世界。
一人でも多くの人にこの宝石を届けていきたいと考えている。
欠けた宝石に新たな居場所を。