- コラム -

若い人の宝石離れ

若い人が宝石を買わないという傾向が今ある。

 

それぞれの価値観が多様化し、宝石に対して価値を見出している若い人は本当に少ないように感じる。

今までは、クリスマスプレゼントや誕生日プレゼントといったらジュエリーをあげるというながれがあったけれど、今は全然そんなことない。

なぜ、このような流れになっていったのか。

宝石の魅力自体の伝え方に問題があると、僕は感じている。

宝石と言えば「贅沢品」「高価でなかなか買えないもの」というイメージがある。

確かにこれは本当であって、高価で貴重なものである。

けれど、まずこのイメージが前に前に出すぎているイメージがどうしてもあるように感じる。

このイメージで今まで宝石を買う人というのは、宝石を買うことに対して

「人とは違う満足感」「優越感」「特別感」を買っている。

勿論、宝石自体は気に入って買っていると思う。けれどこの思い抜きでこの高価な宝石を何人の人が買うだろうか。

人とは違う特別感がきっとみんな欲しかった。

今は自分が好きなものを自分で選べる時代だと思う。

「あの人はこれが好きだけど、私はこれが好き」

といったように、それぞれの価値観がはっきりしている。

マスメディアよりソーシャルメディアが元気があるように、それぞれの生き方をそれぞれ構築する人々も増えてきている。

宝石選びも一緒だ。

別に誰がなんと言おうと、そんな特別感いらない。優越感いらない。

そんな人たちが増えているし、今後絶対に増えていく。

宝石の魅力の伝え方を間違えるとこうなっていくし、もうすでになっている

けれど、宝石の本当の魅力ってそこではないと思う。

宝石は「綺麗であり、美しい」

根本的の魅力はこれ。

特別感や優越感なんていらない。

誰が見ても「綺麗だな」と思わせる魅力が宝石にはある。

人がアートを見るように、景色を見るように。

宝石もそんな存在であって欲しい。

いらない感情を全部無くして見る宝石は、きっと

もっともっと綺麗なもの。

この魅力をどう伝えていくか。

それがこれからの課題だし、僕自身がやるべきことだと思っている。

宝石をもっと「身近に」

宝石のカケラを使って活動を広めていきたいと思う。

ABOUT ME
デザインアトリエ カケラ代表 /keisuke
デザインアトリエ カケラ代表 /keisuke
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