宝石にとって光ってすごく密接に関係していてあのキラキラとした煌めき、魅力を生み出す大きな要因になっている事を皆さんご存知でしょう!
光を当てることによって宝石の特殊効果事が現れる事があります。
難しく表現してしまいましたが
簡単にいうとタイガーアイのキャッツアイやオパールの遊色効果の事です。
今回はそんなマ◯コの知らない世界について語って行きたいと思います!笑
まずは
スター効果(アステリズム、星彩効果)とキャッツアイ効果(シャトヤンシー、変彩効果)
針状のインクルージョンが規則正しく並んでいる石に対して平行になるように半球状(カボション)にカットすると、半球状の表面がレンズの役割を行ない、反射光が集まり光の筋になる事からこのような効果が生まれます。
インクルージョンの向きが1つだとキャッツアイに、2つだと4条のスター効果、3方向で6条、4方向の時で12条のスター効果が現れます。
続いては
遊色効果(プレイ オブ カラー)
オパールなど層状の構造になっている石に見られます。
表面近くへ入った光が石内の不均一で微小な粒子が層状の隙間から出た後にお互いに干渉しあい、その干渉光にさまざまな波長が含まれる事により多色の範囲が多彩で様々な煌めきを与えてくれます。
↓↓↓
つまり石の中が層になっていて、その層の隙間から出た光たちが懐中電灯を二重に当てるた時のようにお互いに干渉して煌めきを与えてくれるんですね!
ちなみに層が関係する他の効果としてムーンストーンなどのシラー効果(シーン効果、ムーンストーン効果)やラブラドライトのラブラドル効果もあります。こちらも複数の層と無数の針状、板状の不純物などから起こるようです。
変色効果(カラーチェンジ)
カラーチェンジといえばアレキサンドライトが有名なのでそちらを例に取って説明致します。アレキサンドライトはクロムという元素を含有しているのですが、このクロムがミソになってます。クロムは黄色光を吸収して反射させないという性質を持っています。またアレキサンドライトは緑色の光と赤色の光を反射する力が同じくらいにある事も大きな要因です。この緑色の光を反射する力と赤色の光を反射する力が同じくらいなので、アレキサンドライトに緑色の強い光を当てると緑色の反射させる光が優位になり緑色をした煌めきを出してくれ、赤色の強い光を当てると赤色を反射させる光が優位になり赤色をした煌めきを出してくれます。
↓↓↓↓↓
緑と赤の力が同じくらいだから、その力を補助してあげる光をあてる事によって緑が勝つか赤が勝つといった感じでしょうか?
う〜ん、むすがしいですね。。笑
さてさて
光による宝石の特殊効果について調べてみましたがどれもその原理は難しいですね
でも、インクルージョンやその組成と石ごとによって様々な個性があって素敵な事改めて知って頂けたのではないでしょうか?
そんなマニアックな目で見る人もいるかもしれませんが、個人的にはあれこれ考えずに素敵な石達を愛でたいと思ってます!
この記事を書いた人:keisukeさんと会った斧
プロフィール:パパラチア斧と同一人物(?)